北陸鉄道は22日、2024年度の決算を発表し、人件費の高騰や路線バスの車両更新などの費用がかさみ、最終利益は前の年と比べて27パーセントの減益となりました。

北陸鉄道が発表した2025年3月期の連結決算は、売上高が120億5700万円で、前の年度に比べて7.8%増加しました。

高速バスは、白川郷・高山線などで訪日外国人の利用が好調で、19.4%の増収となりました。

一方、生活路線バスの営業収支は、乗務員不足や人件費の高騰、車両の更新費用などがかさみ、8億8300万円の赤字でした。

北陸鉄道・宮岸武司社長「どうしてもリタイアされていく方が出てくる。なかなかこの先も厳しい状況が続くのではないか」

また北陸鉄道は、宮岸武司社長が6月の株主総会をもって退任し、小林工専務が新たに社長に就任する人事を発表しました。