どこかの誰かのために役に立った
採取から2日後、退院の日。
骨髄バンクコーディネーターの吉野さんが、術後の経過を確認するため病室を訪れました。
(野田勘司さん)
「腰、痛いだけで…そんなズキズキくる感じじゃなくて、笑っちゃう痛さというか」

自分の骨髄が誰に提供されたのか、野田さんに知らされることはありません。
それでも、野田さんは、「どこかの誰かのために役に立った」という気持ちとともに、晴れ晴れとした表情を見せていました。
(野田勘司さん)
「気分的にはなんかちょっとうれしいですね。誰かもし助けられたかもしれないなっていうのがあるので、気分的にはプラスの方ですね、腰はいたいですけど。本当にいい経験だったと思います」

【参考】
今回、ドナーとなった大学院生の野田さんですが、大学側の配慮で欠席扱いにならなかったということです。
若い世代が提供しやすい環境づくりも大切です。
※MRTテレビ「Check!」5月22日(木)放送分から