あいにくの雨模様にも負けず、元気に苗を植えました。宮城県登米市で22日、地元の小学生たちが、昔ながらの手作業で田植えを体験しました。

田植えを体験したのは、宮城県登米市迫町の新田小学校の4年生と5年生の児童合わせて44人です。

児童たちは、学校近くの広さ3aの田んぼに素足で入り、15cmほどに育ったひとめぼれの苗をひと株ひと株丁寧に植えていきました。

この田んぼは、地元の農業生産法人が管理していて、2025年3月、生物多様性が評価され環境省の「自然共生サイト」に認定されました。

児童:
「すごくわくわくの気持ちで植えた」
「転びそうになってそれで汚れた。みんなにおいしくご飯を食べてもらう気持ちで植えた」
「おいしくいいコメになってほしい」

田植えが行われた田んぼでは、冬の間、水を張ることによって微生物が豊富になる「ふゆみずたんぼ」と呼ばれる農法で、農薬や化学肥料を一切使わずイネが育てられます。

児童たちは、これから田んぼで生き物調査などを行いながら、自分たちが植えたイネの成長を観察し、秋に稲刈りを体験することにしています。