21日、長野県須坂市で走行中の列車に、強風で飛ばされたとみられる農業用ハウスがぶつかり、3人が死傷しました。事故発生当時、竜巻注意情報が出されていました。

列車に農業ハウス衝突 乗客3人死傷

21日夕方、長野県須坂市で、走行中の列車に強風で飛ばされたとみられる農業用ハウスが当たり、乗客1人が死亡、2人がケガをしました。

事故があったのは須坂市内を走行中の長野電鉄の列車です。午後5時50分ごろ、農業用ハウスが当たり、窓ガラスが割れました。事故現場で撮られた写真には、列車の下に農業用ハウスの破片が残っている様子が写っています。

この事故で50代から60代の乗客の男性3人が病院に運ばれ、このうち1人が死亡しました。

事故当時、長野県の北部には竜巻注意情報が出されていて、周辺では激しい雨やひょう、強風が観測されていました。

また、大雨警報が出ていた鹿児島県の霧島市では、冠水した道を救急車がゆっくり走ります。バイクは手で押さざるをえませんが、車輪は見えません。

九州南部では22日未明にかけて、1時間に50ミリの非常に激しい雨の降るおそれがあり、土砂災害の発生などに注意が必要です。