大雨の影響で、鹿児島県内では停電や土砂崩れなどの被害が出ています。

鹿児島国道事務所によりますと21日午後6時ごろ、南九州西回り自動車道の阿久根インター近くでのり面が崩れ、流れ出した土砂が車線をふさぎました。復旧作業のため南九州西回り自動車道の阿久根北インターから阿久根インターに向かう下り線は、午後8時40分から通行止めとなっています。復旧のめどは立っていません。

九州電力送配電などによりますと、霧島市横川町の県道55号で土砂崩れによる倒木で電線が切れ、周辺およそ30戸で午後8時半ごろから停電が発生しているということです。復旧は21日明け方の見込みです。

瀬戸内町では、道路脇の崖が崩れ、土砂や樹木がおよそ10メートルに渡って道路に流れこみました。この影響で、県道612号の深山周辺は通行止めとなっています。

また、阿久根市田代(たしろ)の集落の裏山でも午後、竹やぶの土砂が流れ下る様子が確認されました。

県によりますと、21日午後10時半時点でけが人の情報は入っていません。