国政でも大きな焦点となっている『コメの価格』。県内でも依然として高く、青森市のスーパーでは「はれわたり」と「まっしぐら」がともに6割近く上がるなどしていて、客は「100円でも安い所を探して買う」と話しています。
白川 舞 キャスター
「コメの価格は再び上昇しています。消費者の暮らしにどのような影響が出ているのでしょうか?」
スーパーの客は
「高いですね」
「高すぎですね。高すぎますよ、倍ですよ。高くても買うしかない。100円でも安いところを探して買います」
青森市のスーパー「マエダストア虹ヶ丘店」では、「はれわたり」と「まっしぐら」がともに5kgあたり3867円で、2024年の同じ時期より1600円ほど、率にして6割近く上がっています。
また、「青天の霹靂」は4299円で、2024年より1800円近く値上がりしていました。
この影響で、いま人気が高まっているのが比較的値段が安い『県産米のブレンド米』です。こちらも1700円ほど値上がりしていますが、5kgで3651円となっていて、値段に敏感な消費者から引き合いがあるということです。
スーパーの客は
「主食がコメなので高くても買います。これ以上あがると家計をしめる割合が高くなる」
コメの出荷団体と卸売業者が売り買いする際の価格を示す「相対取引価格」は、スーパーよりさらに値段の上り幅が大きくなっています。
2024年秋に収穫された県産米「まっしぐら」は、玄米60kgあたりで3万602円で、前の年の同じ時期より1万5000円ほど高く、ほぼ倍となっています。
石破政権は、コメの値段が安定的に安くなることを目指していて、その動向に大きな注目が集まります。