2024年の年末からの“豪雪”を受けて、青森市は雪対策の今後の方向性をまとめた「豪雪災害白書」を8月下旬までに完成させ、公表することをあきらかにしました。
青森市議会は21日、雪対策特別委員会を開き、昨年度の雪対策を総括しました。
記録的な“豪雪”により、青森市は昨年度、除排雪対策に過去最大の74億円あまりを費やしましたが、市民からは苦情が相次ぎました。
また、雪害も深刻で昨年度は4人が死亡、51人が重軽傷となったほか、建物やパイプハウスの被害は374件にのぼっています。
これを受け、青森市は「豪雪災害白書」を8月下旬までに完成させ、雪対策の今後の方向性を短期から長期まで総合的にまとめる予定です。
青森市 総務部 小野正貴 部長
「豪雪があった際には、豪雪対策本部を立ち上げることになるが、その立ち上げるタイミングがいまのルールでいいのかどうかなども検討していきたい。9月の議会に予算を提案し、すぐ対応できるものは対応する」
また、21日の委員会では、浪岡地区ではまだ雪の重みで全壊した児童館の撤去作業が完了していないとして、早期の対応を求める声が上がりました。