女性アスリートは「本気でパフォーマンスに向き合えない」

下山田志帆さん
「特に女性アスリートはパフォーマンスに本気で向き合いたいけれど向き合えない、それが当たり前になってしまっている、そういう社会背景や社会構造があると思っています。無意識なジェンダーギャップはおかしいなとずっと思っているし、今の子たちが何も気にせずに自分が好きなスポーツを楽しめたりとか、そういう環境が一刻も作られてほしい。私たちが開発しているのは、そのための商品です」
「ナプキン」も進化

一方で、多くの人が使っている「ナプキン」も進化しています。
アスリートの声をもとに開発された「ズレに強い」とうたう生理用ナプキン。

開発したユニ・チャームによると、一般的なナプキンに比べ「羽」と呼ばれるショーツに固定する部分を大きくしたほか、ナプキンの裏側にある接着面を広くすることで、ずれにくくなっているということです。

ユニ・チャーム マーケティング本部担当者
「運動機会の多い学生さんたちを中心に使っていただいています。スポーツしていない時も日常生活、仕事、家事で動く機会が多い、そういう時のナプキンのずれも対処していきたいなという思いが込められています」

このほか体に直接はさんで使う「シンクロフィット」も体を動かす際の「伝い漏れ」を防ぐ1つの手段だとしています。

スポーツをする多くの女性が諦めていた生理の課題。
生理を気にせずパフォーマンスを発揮できるようにフェムテックな製品の開発がすすんでいます。