元サッカー選手が開発したスポーツ用の吸水型ショーツ

下山田さんはその後起業し、アスリートやLGBTQ当事者のための製品開発などを行う「wagamama」を立ち上げました。

社名には、「我がままでいられるように」誰もがありのままでいられる社会にしたいという思いを込めています。

4年前に開発したのが、スポーツ用の吸水型ショーツです。

血液を吸水するパッドがついているショーツですが、従来のものに比べて速乾性やストレッチ性を改善しているほか、パッドをお尻の部分まで伸ばすことで、漏れの不安を軽減しているのも特徴です。

下山田志帆さん
「なにか質問はある人は?」

女子生徒
「生理用品のパンツ以外に何か開発しているものはありますか?」

下山田志帆さん
「例えばスポーツブラ。誰の目も気にしなくていいように抑えつつ、ふくらみがあるわけでもなくて体に沿った形にしてくれる」

「ナプキンが当たり前だと思っていた」

下山田さんが開発したショーツを触った生徒たちは、「すごーい」「ナプキンみたい」と驚いた様子。

「ナプキン」以外の製品を知り、選択の幅が広がることを歓迎していました。

剣道部の生徒
「ナプキンを使うのが当たり前だと思っていたしそれ以外の選択肢がなかったです」

サッカー部の生徒
「ナプキンだと夏場は蒸れてかぶれたりすることもあったから、それを改善できる、使ってみたいなと思いました」