長野県茅野市に3週間前にオープンしたばかりという話題のコンビニエンスストアがあります。地域に愛される店にしようと奮闘する高校生に密着しました。

JR茅野駅前に4月27日にオープンした「ヤツガタケマート」。
店内にはサンドイッチやおにぎり、飲料やカップ麺などが並び一見するとごく普通のコンビニに見えますが…。
「いらっしゃいませ」
接客をしている塩澤共居さんは17歳。通信制高校に通いながら、この店で働いていますが、アルバイトではありません。

ヤツガタケマート 塩澤共居さん:「なんならコンビニの立ち上げから私がやっています」
自らコンビニを立ち上げたと話す塩澤さん!仲間との奮闘に密着しました。
JR茅野駅前に先月オープンした「ヤツガタケマート」。企画・運営の中心を担うのは現役の高校生です。

店がオープンする前は、駅から最寄りのコンビニ店まで歩いて10分ほどの距離がありました。そのため、駅の利用者などから駅前での営業を求める声が上がっていたというのです。
この日も、地元の住民たちが買い物に訪れていました。
地域住民:「バスの運転手をしていて、お客さんたちが『駅前にコンビニがない』と言っていたので、これでできたので観光客も便利になると思います」
地域住民:「高校生が中心になってやっているということなので、安定して地域に愛される店になってほしいですね」
ヤツガタケマート 塩澤共居さん:「通学・通勤の高校生や会社員がちょっと寄って買い物をしてくれる地域の拠り所にしたいです」

コンビニの立ち上げ計画は去年12月に始動。
もともと空き店舗だったこの場所で、大人の力も借りながら、塩澤さんや友人たちが、内装から考えました。
試行錯誤の様子はインスタグラムなどのSNSでも発信。

ヤツガタケマート 塩澤共居さん:「自分も含めみんなが子どもの高校生なので、なかなか大人のようにいかないですね。大人の世界でした」