薩摩、大隅、種子島・屋久島地方は21日夜にかけて大雨となるおそれがあり、種子島では1時間に82ミリの猛烈な雨を観測しました。
中種子町と南種子町には土砂災害警戒情報が発表され、厳重な警戒が必要です。
午前9時ごろの南種子町の様子です。雨で視界が悪くなり、車が水しぶきを上げながら走っています。
県の雨量計によりますと、種子島の中種子町では21日、1時間に82ミリ、屋久島町の口永良部島でも1時間に80ミリの猛烈な雨を観測しました。
現在、中種子町と南種子町に、土砂災害警戒情報と大雨警報が発表されています。
気象台によりますと、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方は、停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっています。県内には発達した雨雲が断続的に流れ込んでいます。
今夜はじめ頃にかけて、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあり、あす22日昼までの24時間に120ミリの雨が予想されています。
気象台は、種子島・屋久島地方では土砂災害に厳重な警戒を、薩摩、大隅地方でも土砂災害、低い土地の浸水などに注意するよう呼びかけています。
また、桜島では土石流にも注意が必要です。