北陸新幹線の敦賀から西のルートを巡り、石川県と福井県など沿線自治体の間で意見の対立が続いています。こうした中、20日に開催された「オール加賀会議」において、石川県内の市長らが改めて米原ルートの再考を求めました。

野々市市内で開かれた「オール加賀会議」の総会には、各自治体のトップや県議らが一堂に会し、北陸新幹線の敦賀開業後1年間での南加賀エリア6市町への入り込み客数が示されました。
それによると、観光施設への入り込み客数は935万人余りで、敦賀延伸前の年から5%減少。コロナ禍前の2019年と比べても22.5%減っています。

オール加賀会議 会長・宮橋勝栄市長「この加賀地域全体としては米原ルートの再考を求めている。東海道新幹線へしっかり乗り入れする、つながっていくことが大事」