宮城県の復興支援団体が運営する英語を使った交流キャンプを巡り、2024年度この団体が全国の青少年自然の家を利用したにも関わらず、施設利用料を支払わないケースが相次ぎ、トラブルとなっていることがtbcの取材でわかりました。
施設側は「相当な額が未納になっている」とし支払いを求めています。

「イングリッシュキャンプ」と呼ばれるイベントのイメージ動画には自然の中で楽しそうに遊ぶ子どもたちが映っています。

キャンプを運営・企画しているのが仙台に事務所がある一般社団法人「宮城復興支援センター」と旅行会社「ハローワールド」です。

関係者によりますと、2024年度全国の青少年自然の家でイングリッシュキャンプを開催し宿泊したにも関わらず、料金が支払われないケースが相次いでいるということです。

青少年自然の家を運営する国立青少年教育振興機構は、tbcの取材に対し「相当な額が未納になっている。返済計画を作ってもらったがそれも守られていない」と説明しました。
2025年度は宮城復興支援センターの予約を受けないよう全国の施設に通知したということです。

イングリッシュキャンプは2025年3月、宮城県栗原市の花山青少年自然の家でも開催される予定でしたが、急きょキャンセルされて開催は見送られたとみられます。

【関連記事】「早く返金して」保護者が憤りイングリッシュキャンプ中止も参加費が返金されず