群馬県の試算では上信自動車道の開通で、渋川伊香保インターから草津への所用時間がこれまで1時間半だったところ30分短縮されるといいます。

群馬県県土整備部 道路交通計画室 土井純室長:「全線開通によって群馬、長野短時間で往来が可能になる。戸倉上山田温泉のついでに草津や万座温泉に立ち寄るといった温泉観光の楽しみ方が増える。両県の観光の活性化が期待される」


また、2つの県の歴史上のつながりに期待を寄せるのが上田市です。

こちらは真田家の拠点だった岩櫃城の跡が残る東吾妻町の岩櫃山(いわびつやま)。

上信道の沿線は、上田ゆかりの戦国武将真田家が勢力を広げたエリアと重なり、史跡が点在しています。

上田市観光シティプロモーション課 宮沢順也課長:「今まで長野市の松代や上田を中心に連携はしてきたが、これで県や自治体の枠を越えて真田というキーワードを軸に連携強化できるんじゃないか」


長野県側ではルートはまだ決まっておらず、整備へ向けて課題などを調査する段階で県はできるだけ速やかに進めていきたいとしています。