周りの人を巻き込み破滅していく「病」

(ギャンブル依存症問題を考える会 出口貴章さん)
「生活費でやっていたのが貯金を使うようになり、レジ金を横領してしまった。やり始めてから約1か月の話です」

こう話すのは出口貴章さん。オンラインカジノなどでギャンブル依存症になり、支援団体を通じて約4年間、施設での療養を行いました。

ギャンブル依存症問題を考える会 出口貴章さん

(出口貴章さん)「オンラインカジノの怖さは、携帯の中でお金を操るから現金を操る実感がなくて、金額も現実よりも多く賭けられる。ギャンブル依存症は周りの人や家族、職場の人を巻き込み破滅していく病」

先週の名古屋駅前には、チラシを配る依存症の当事者や家族の姿がありました。ギャンブル依存症に悩む人に、相談できる場所があると呼びかけるためです。

(ギャンブル依存症家族の会 愛知 松本知美 代表)
「相談できずに孤立すると、問題を深刻化させる。行政でも支援団体でもつながるのが、一歩抜け出すきっかけになる」