■AIを使いメッセージを解読
坂井教授は、これまでの研究で地上絵は儀礼のために使われていたと分析していて、さらにこの地上絵で会話をしていたのではと考えています。

山形大学 坂井正人 教授「アンデス社会は、文字がなかった。代わりに絵の組み合わせで、情報のやり取りをしていたので、その組み合わせをAIを使って分析することによって、どういうメッセージが含まれているかを解読することが今後の研究の課題」

近年ペルーでは、地上絵の付近に鉱山作業場ができて、気づかないうちに地上絵が破壊されるケースが相次いでいるそうです。
このため坂井教授らは、ペルー政府からの依頼で、今年の秋に、地上絵のある場所を特定して可視化する作業を行いに、ペルーに行く予定だということです。















