青森県むつ市の県立高校2校を統合してできる学校についてです。新校舎建設工事の入札中止を受けて開かれた説明会で市民からは、計画の「白紙撤回」を求める声が相次ぎました。

18日に開かれた説明会では、大湊高校とむつ工業高校が統合してできる新たな学校について、県教委の担当者が新校舎の建設工事が入札中止になった経緯や2027年度にむつ工業高校の校舎を一部改修して統合校を開校させることなどを説明しました。

市民からは、新校舎の建設が難しいのであれば、計画を白紙撤回すべきという意見が相次ぎました。

※市民は
「スタートの段階でつまづいてしまったのであれば、本来は一旦仕切り直してやらなければいけないのではないか、簡単にいうと白紙に戻してくださいという話」

県教委は新校舎について新たな設計の検討を進めていますが、今回新たに、開校後に当面の間、統合校が入る予定のむつ工業高校の校舎を全面改修する可能性を探っていると明らかにしました。

※県教育庁高校教育改革推進室 佐藤広洋室長
「確実に子どもたちの教育過程をやっていける手段の1つとして改修というのもあるんではないかっていうことで、改築(新校舎建設)もそうだし、改修を検討しながら現在検討進めているような状況」

説明会は、5月20日までに開催するようむつ市が県教委に求めていました。