デジタル技術を活用して、効率化を図るDXの先進的な取り組みです。
下関市の企業が専門知識不要のAI技術を使って、労働時間や人件費削減の取り組みを行っています。

下関市で産業廃棄物の最終処分を行っている住吉工業は、去年9月にNTTコミュニケーションズのサポートを受けて、県内で初めて「NodeーAI」を使った業務改善に取り組んできました。
「NodeーAI」は、専門知識を必要としないAIツールです。
住吉工業ではこれまで、毎日、社員が交代で最終処分場内の放流水の水質点検作業を行ってきました。
今回、住吉工業の社員が「NodeーAI」を使い開発したAIモデルは、入力された過去15年間のデータを元に、AIが2日先の放流水の水質を高い精度で予測します。
これにより、放流水の水質の管理がしやすくなり、年間およそ504時間の労働時間と100万円以上の人件費を削減できるということです。
住吉工業 オガワ泰舗さん
「全体のシステムを開発して、自社で安全に職員が作業できる、安全な職場に持っていきたいです」
NTTコミュニケーションズは、今後も「NodeーAI」を使い、中小企業の業務改善をサポートをしていきたいとしています。