氷河期世代が最少 将来の年金は?

小川彩佳キャスター:
就職氷河期世代を支援していく当初の方向性もたなざらしになったまま、法案は16日、国会に提出される見通しです。

藤森祥平キャスター:
厚生労働省が発表した「2024年財政検証結果」に基づき作成した、世代別の月額で貰える年金の金額(男性・平均)になります。

金額がV字で減少しているのが就職氷河期世代です。この理由として、少子化が進む中で年金制度を維持するための調整を行うと、こういう形になってしまうと。

さらに20〜30代の若い世代の金額が上昇しているのは、実質賃金が上昇するという前提に加えて、労働参加が増え、年金を支払う期間も増えていくという前提があります。

現役保育士 てぃ先生:
年金の問題は、どこかの世代が損をしないと終わらないのかなという気がしています。かといって、それぞれの世代が自分は損したくないと思ってしまいますよね

現状、就職氷河期世代が損をするかたちになってしまっているので、どこかの世代が背負うのではなく、負担を分散できたらよいと思います。