「海峡サーモン」のブランドで知られているニジマスの水揚げが、青森県むつ市で行われていて、今シーズンの水揚げ量は2年連続で100トンを超える見通しです。
今シーズンの水揚げは4月20日ごろにはじまり、15日朝も海峡サーモンの養殖を行っている「北彩漁業生産組合」の組合員4人が、大畑漁港から3kmほど沖合に設置された「いけす」の中から、約450匹の海峡サーモンを網などを使って次々と揚げていきました。
組合によりますと、今シーズンは海峡サーモンを淡水から海水に移し替える時期が例年よりも2週間ほど遅く、生育の遅れが懸念されていましたが、例年並みの体長65cm、重さ3kgほどに育ったということです。
身が引き締まり、脂のりも上々となっています。
北彩漁業生産組合 濵田勇一郎 組合長
「冬場に大きい時化もなかったし、給餌も順調にできたのでよかったのではないか」
2025年の水揚げ量は、2024年より多い120トンほどを見込んでいて、2年連続で100トンを超える見通しです。
海峡サーモンの水揚げは7月下旬まで続く予定で、6月15日には一本釣りやつかみ取りができる「大畑海峡サーモン祭り」が開かれます。