毎年、後を絶たない畑を荒らす農産物の盗難被害を防ごうと、生産者と警察が連携して活動を強化する「農産物実守り隊」の出発式が5月14日、金沢市で行われました。

金沢市下安原町で行われた「農産物実守り隊」の出発式では、生産者と金沢西警察署の署員らが参加し、盗難防止への意識を高めました。このあと早速、合同でのパトロールに出発しました。

安原地区は、加賀太きゅうりなどの加賀野菜や、スイカの生産が盛んですが、一方で、畑の作物を狙った盗難被害も発生しています。

警察によりますと2024年、県内での農産物の盗難被害は、23件確認されていて、毎年、被害が後を絶ちません。

打木生産組合 坂本茂樹組合長「盗難というのは、やっぱり農家としても収穫の喜びを奪われるということで、警察の人の力も借りながら一生懸命毎日回っていきたい」

実守り隊では1年を通して、畑のパトロールと防犯カメラによる監視を続けていきます。