灯台を一時避難場所に。市と海上保安部が協定を締結です。

新たに一時避難場所として使えるようになるのは、観光地としても知られる三重県志摩市の大王埼灯台です。

志摩市は南海トラフ巨大地震で、最大26メートルの津波が到達すると予想されていますが、市によりますと灯台の周辺地域では指定避難所の小学校に向かう途中に海抜の低い場所があることや、津波避難タワーがないことなどから、灯台を一時避難場所にすることを海上保安部と検討してきました。

また、協定締結に伴い住民や観光客あわせて120人分の水や食料などを灯台で保管することになりました。

(志摩市 橋爪政吉市長)
「海に近い地域の皆さんに、津波災害における安全、安心を担保できる1つの大きな手法」

物資の保管は、安乗埼灯台でも行われます。