24時間、1年間ぶっ通しでやっかい 売れない 市場にも出せない

(山崎直人記者)
「こちらですね。おー!大きい!これが川南でよく水揚げされるんですか?」
(漁師 高谷千秋さん)
「多いじゃろね。海のほうはサメだらけ。ここ(ヒレ)とここ(尻尾)が水面に出ていているのを見る。ヒレが見える」

川南漁港では、シュモクザメなど数種類のサメが日々水揚げされるそうで、この日一番の大物は、体長およそ1メートル、重さがおよそ7キロ。
しかし、このサメ、漁師にとってはかなりのやっかいものでした。
(漁師 高谷千秋さん)
「24時間、1年間ぶっ通しでやっかい。金になる魚を食べる。アマダイ・レンコダイあたり。漁具もなくなります」


漁場にいる魚を食い荒らし、さらには、鋭利な歯で縄や糸などの道具まで食いちぎってしまうのです。
また、鮮度が落ちると独特のにおいが出てしまうこともあり、仮に釣れたとしても、今までは廃棄されていました。

(漁師 高谷千秋さん)
「売れない。市場にも出せない。世の中の人が食べてくれるといいけど」