「会場の優先予約やコンベンション開催の助成金」も福山開催を後押し

推進協議会に所属する「福山観光コンベンション協会の支援体制」も、福山開催を後押ししました。
支援は、会場の優先予約やコンベンション開催の助成金などによるものです。県外からの宿泊者数に応じて補助金額が変わります。日本胎児心臓病学会もこの助成金を利用しました。
国際会議などのMICE誘致には大規模施設が必要です。福山市で最大1000人を超える集客施設は「ビッグ・ローズ」や「リーデンローズ」に限られます。そこで検討されたのが、地域全体を会場とする「エリアMICE」という考え方です。

福山観光コンベンション協会 西 正尚 会長
「必ずしも全員の方が一堂に会すというのをやってらっしゃっても、いやいや福山は素晴らしいところだ、じゃあ福山でやるために会場がこうなんだから、ある程度、主催者のみなさんでカスタマイズできる」
福山城や神勝寺など地域の魅力を伝える会場を「ユニークベニュー」として分散開催を勧めています。
初めて開催される世界バラ会議では、国際会議のノウハウを得られるといいます。
福山観光コンベンション協会 西 正尚 会長
「基本的な運営や、全世界から色んな宗教の方が来られることに対する色んな対応。そういうことなんかも、大きなノウハウだと思います」