50年現役のパフォーマー

オキちゃんとムクは、沖縄の日本復帰を記念して開催された沖縄国際海洋博覧会(海洋博・1975年)に合わせて奄美大島からやってきた。

海洋博以降、沖縄観光は空港やホテルなどの整備が進み、観光客数は右肩上がりに増加。沖縄の基幹産業に発展した。オキちゃんとムクの活躍はその発展と軌を一にするものだった。

2頭は飼育から50年がたった今も最前線でパフォーマンスを続け、オキちゃん劇場の来場者数は累計5000万人を超えた。

オキちゃんとムクは「沖縄観光のハイライト」

沖縄県の玉城知事は5月5日、2頭の功績をたたえ、沖縄県観光特別賞を贈った。セレモニーに東京都から駆け付けた浜田亜希子さんは、幼いころに見たオキちゃんの姿が忘れられず、今も折を見て沖縄を訪れる。

▼浜田亜希子さん
「50年お疲れ様、ありがとうという気持ちでいっぱいです。50年、心から愛してます! 」

長年のファンも飼育50年を祝いに東京から駆けつけた