世界自然遺産「白神山地」へ通じる「白神ライン」。2025年は、“豪雪”の影響で開通が例年より1か月ほど遅れ、5月末になる見通しで、青森県西目屋村の春の観光に大きな打撃を与えています。
県道28号、岩崎西目屋弘前線・通称「白神ライン」。
砂子瀬ゲートより白神側は、現在も通行止めとなっています。
当初は4月25日の開通を予定していましたが、“災害級”の大雪で5月30日に遅れる見込みです。
西目屋村 産業課 坂田知陽さん
「新緑の季節に、観光や散策を予定していた皆さんには大変ご不便をかけておりまして、ツアーや水陸両用バスの運行にも影響が出ていますので、大変心苦しい思いです」
村は13日に、観光客に人気が高いブナ林の散策道や暗門の滝に続くルートの雪害状況を確認しましたが、まだ整備が必要だということです。
白神公社では、春の観光シーズンである5月は約6000人の観光客を見込んでいましたが、大幅な減少となり、夏場に向けて体制をたて直すことになります。
西目屋村 産業課 坂田知陽さん
「7月になると夏休みとなっていきますので、その時に向けて白神山地周辺の整備を整えていって、皆様に来ていただいて、楽しんでいただけるような環境整備を進めていきたい」
村は、白神ラインが開通する予定の5月30日にあわせて遊歩道の通行も再開する計画です。