長野県小布施町の教育委員会は、小布施中学校の卒業アルバムに掲載された生徒や教職員の氏名と写真が漏洩したおそれがあると明らかにしました。

漏洩したおそれがあるのは、小布施中学校の2016年度と2017年度の卒業アルバムに掲載された生徒と教職員合わせておよそ230人分の氏名と写真です。

小布施町教育委員会によりますと、卒業アルバムを制作した埼玉県さいたま市のイシクラが提供するサーバーが、2024年5月にランサムウェアによる攻撃を受け、一時的に第三者が閲覧できる状態になり、内部の情報が閲覧された可能性があるということです。

イシクラによりますと、システム会社によるログの調査で、外部からの情報の抜き取りがないことが確認されたということです。

教育委員会では、該当する卒業生に郵送で事実関係を通知することにしています。

卒業アルバムを巡っては、仙台市の印刷会社が、同じようにランサムウェアによるサーバー攻撃を受け、県内では佐久市と立科町の小中学校の合わせて740人余りの氏名や写真などが流出したおそれがあることが、4月に明らかになっています。