ゲンジボタルの生息地として知られる宮崎県小林市の「出の山公園」でボランティアによる一斉清掃が行われました。

14日の清掃作業には、小林市内の企業や団体などからボランティア、およそ100人が参加し、公園内の雑草を刈り取ったり、落ち葉を拾い集めたりしました。

出の山公園では、今月30日から2日間、ホタルの鑑賞を楽しむ恒例の「ほたるまつり」が開催される予定でしたが、一般開放される遊歩道に縦3メートル、横幅2メートル、深さ50センチほどの陥没が発見されたことから中止となりました。

(小林まちづくり株式会社 兒玉友紀さん)
「今年は一旦きちんと皆さんに楽しんで頂けるような遊歩道の整備と、ホタルも来年たくさん出るように、エサの部分から整備して、保護という観点から今年1年努めたい」

「ほたるまつり」は開催中止となったものの、遊歩道以外の場所からホタルを見学することは可能となっていて、例年、ホタルは5月末から6月上旬にかけて楽しめるということです。