「24時間施錠できない」
今回の事件を受けて、改めて不審者への対応を確認したということですが、森藤校長は「侵入を100%防ぐのは厳しい」と話します。

西花畑小学校 森藤葉子 校長「門の施錠の問題ですよね。どうしても学校に来校される方は数多くいらっしゃいますので、24時間鍵をかけるということができないところもあります。それをどうやって防犯カメラを使ったりだとか、私たちが見回りをすることで100%に近づけていくか、そこは努力しないといけない」
市教委は危機管理マニュアルの再確認を通達

一方、福岡市教育委員会は事件翌日の5月9日、すべての市立小学校146校に対し、来校者の確認を徹底することや危機管理マニュアルを再確認することなどを通達しました。

福岡市教育委員会 安全・安心推進課 原田英三 課長「全て施錠しますとですね、学校の運営に支障が生じることもありますので、実情にあわせて学校に対応を任せています。子供の安全が第一なので、もう一度日常的な対策、学校で定めている危機管理マニュアルを全員で周知して忠実に子供の安全のために徹底するように指導しております。まだ、具体的に改正しているという動きは把握しておりませんけれども、これから各学校でそういったことは着手していくものと考えております」