最終回、投手交代かと注目が集まるなかマウンドに姿を現したのはエース藤本でした。

英数学館 藤本勇太 投手(3年)
「この大会ずっと自分がなげてきた。最後は自分で締めたかったので、監督に言って行かせてもらいました。」

春の県大会5試合全てでの完投がかかった藤本はその言葉通り、気迫の投球で9回も無失点に抑え試合終了。偶然にも2022年夏の県大会と同じスコア、2対1で英数学館が初優勝を成し遂げ、学校創立以来の快挙を達成した英数学館は中国大会への切符を手にしました。

英数学館 楢崎成二郎 主将(3年)
「とてつもなく自信になったと思う。自分たちが強いという気持ちが芽生えたので、絶対甲子園に行きたいという思いがみんなで統一されたと思う。」

英数学館 黒田元 監督
「ベスト4以上は学校史上なかったことだと思うので、初めてのことが相次いで経験できたということは、こうゆう実績のなかった高校にとってものすごく大きいことだと思う。良い意味で自信にして、次の勝ちは保証されてないので足下見つめて一から作っていきたいと思います。」