スポーツが持つ社会的価値を金額にして「見える化」したユニークな調査結果が、民間シンクタンクから公表されました。私たちが日々楽しむ競技スポーツやレジャースポーツには、いったいどれほどの金銭的価値があるのでしょうか。

資料 仙台国際ハーフマラソン

スポーツに関する調査・研究を行う「笹川スポーツ財団」は、去年12月、全国の18歳以上の調査モニターを対象にオンラインアンケートを実施し、3147の有効回答が得られました。

資料 サッカー教室

調査項目は、【生活満足度】【エクササイズ・トレーニング実施状況】【レジャースポーツ実施状況】【スポーツの試合の観戦頻度】など11項目以上に上ります。回答を「ウェルビーイング評価法」と呼ばれる手法を使って分析し、生活満足度の向上に対応する金銭的な価値を算出しました。

笹川スポーツ財団の調査結果より

調査結果によりますと、スポーツが生活満足度に与える影響について、ハイキングや釣りなどのレジャースポーツは、少ない頻度でも生活満足度を高める効果がある一方、競技スポーツは、満足度を高めるには一定の継続性が必要とわかりました。