「カスハラ」という言葉最近よく聞きませんか。カスハラ=カスタマーハラスメントとは顧客などから脅迫や不当な要求など著しい迷惑行為を指します。飲食店や万博会場などでの事例が全国ニュースでも報道されています。
今、能登半島地震の被災地の自治体で、この「カスハラ」が問題となっています。
2024年、自治労石川県本部による奥能登2市2町と七尾市の職員組合に行ったアンケートではおよそ4割の職員がカスハラを受けた経験があると回答しました。
また、そのうち、「当時対策はなかった」との回答が7割と、これまで具体的な対策を取っていなかったことがわかります。
そんな中、七尾市では4月、他の自治体に先駆けてカスハラに対する基本方針を策定しました。
七尾市役所秘書人事課 亀山哲也課長「市民向けの文章を掲示してご理解いただいている」
渡邉百音フィールドキャスター「Qここは実際に市民の方が窓口に訪れる場所ですか?」
亀山課長「ホームページに載っているだけではなかなか市民の方が触れる機会がないので、実際窓口に来る市民の皆様にご覧いただける場所に設置したいと各窓口に配布した」

七尾市役所の窓口に設けられた、こちらのポスター。
4月30日、七尾市では「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定しました。