ふくしまの豊かな自然や伝統文化、おいしい食などをアートとしてとらえ、歩いて巡る、その名も「ふくしまアートウォーキング」が、13日に楢葉町で行われました。
県が昨年度から始めた「ふくしまアートウォーキング」。地域の伝統文化や自然、食を楽しみながら歩いて巡ります。無理なく運動をすることで県民の健康づくりに役立つほか、地域の活性化にもつなげるねらいがあります。

楢葉町では初めての開催で、内堀知事や楢葉町の松本幸英町長らが参加しました。参加者たちはウォーキングをしながら江戸時代の宿場町、木戸宿の歴史を学んだり、東日本大震災で目の前まで津波が押し寄せた場所で当時の状況などを聞いたりしました。
その後、楢葉町の地域活動拠点施設「まざらっせ」に到着すると、町民が手作りした名物のマミーすいとんなど、地元のグルメを堪能しました。

内堀知事「自分の身の回りにある宝物を発見して歩くってこんなに楽しいんだ、そして健康のためにもすごくいいんだ、そして、地域の経済も元気になるんだということを広げていきたいと思います」
楢葉町・松本幸英町長「町内外の多くの人にお越しいただいて(町の魅力を)発信して、もっともっと交流人口を増やして楢葉の魅力を知っていただきたいと思う」
県は、今年度も県内各地で「ふくしまアートウォーキング」を開催し、地域の魅力発信につなげていきたいということです。また、今後、ウォーキングにデジタルスタンプラリーを導入することを検討していて、イベントだけでなく、県民が個人でもアートウォーキングを楽しめるようにしたいということです。
