4月に山口県下関市で海に転落した高齢の女性を助けた男性3人に、警察から感謝状が贈られました。

12日、感謝状が贈られたのは、自営業の樋口俊彦さんと漁師で消防団員の本吉貴宏さん、逆瀬川剛史さんです。
警察によりますと、4月24日午後、下関市の小串漁港付近で、釣りにきていた樋口さんが「助けて」という声を聞き、海に落ち船をつなぐロープにしがみついている高齢の女性を発見しました。
近くにいた本吉さんと逆瀬川さんに協力を求め、逆瀬川さんが海に飛び込み女性を救助しました。
女性は病院に運ばれましたが、軽いけがですんだということです。
逆瀬川剛史さん
「はっと見たときにお年寄りの方だったんで、これは飛び込まんとどうしようもないと思ったんで、荷物だけパッと車に置いてそのまま勢いで。無事だと聞いて、ほっとしました。引き上げてもらったあと寒さで震えてたので」

本吉貴宏さん
「常日頃から頭の片隅にはもし何かあったときにというのは考えていたんで、そういう意味では冷静に動けたかなと」
水摩明署長は「迅速で冷静な行動に感謝したい」と3人の行動をたたえました。