さまざまな事情で親と暮らせない子どもたちに、家庭での生活を提供する里親制度を支援しようと、宮崎市に児童福祉施設が開設されました。
宮崎市に開設されたのは、「里親支援センターみやざき」です。
この施設では、里親への登録を希望する人に対しての研修や18歳を迎えた里子の社会的自立に向けた支援など、一貫した業務にあたります。
さまざまな理由で親元で過ごすことができない県内の子どものうち、里親やファミリーホームなどで養育されている割合は昨年度末現在で11.5%にとどまっていて、全国的に見てもかなり低い割合となっています。
(里親支援センターみやざき 為実弘毅センター長)
「こうした児童福祉業務を民間が担っていくということで、里親・里子への永続的な関係性・支援の連続性を意識しながら、そこを強みとしながら、里親・里子のよりどころとなれるような伴走支援を行っていきたい」
全国的に見ても、県内では里親の数が足りていないとして里親支援センターでは今後、里親の認知度向上に力を入れ、里子を受け入れる委託里親世帯を2029年度末までに333世帯に増やしたいととしています。