東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出に伴い、中国が日本産水産物の輸入を規制している問題で、中国外務省の報道官は9日、日中の政府の担当者間で安全性に関する協議を行ったことを明らかにしました。
中国外務省 林剣 報道官
「双方は水産物の検査・モニタリングを強化し、品質の安全を確保することについて、突っ込んだ意見交換を行った」
中国外務省の林剣報道官は9日の記者会見で、日中の政府の担当者間で8日、安全性に関する技術面での協議を行ったことを明らかにしました。
協議の中で中国側は、日本産水産物の輸入再開の可否について、「中国による継続的な独自のサンプリング」と「科学的データの監視」を前提としたうえで、「日本側が水産物の安全を保障する具体的な措置を講じ、中国の法規制の要件を満たすべきだ」と強調したということです。
また、林剣報道官は「中国は日本が一方的に海洋放出を開始したことに反対する立場に変化はない」と指摘。改めて「処理水」を「核汚染水」と呼び、「我々は国際社会と協力し、“核汚染水”の排出が厳格な国際的監視下に置かれるよう確保する」と強調しました。
日本産水産物の輸入再開をめぐっては、中国政府は去年9月、「基準に合った水産物の輸入を徐々に再開する」ことで日本側と合意していますが、輸入再開の時期などは未定となっています。
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