「自分で考える」ために校長が発案 「宿題」を廃止した結果

南波キャスター:
変化という意味では、「宿題」がなくなっている学校もあります。

山形県新庄市立日新小学校では、「自ら考え学ぶ力」を育てるために、2023年度から宿題を廃止しました。

では、帰宅後に何をするのかというと、自由で自主的な家庭学習。例えば「予習・復習」「自然観察」「プログラミング」など、自分で興味を以て学ぶことができるものであれば、何でもOKとのことです。 

最初の1年ぐらいは、他の教員に「テストの点数が下がるのではないか」と反対されたそうです。しかし、実際に宿題廃止を導入したことでテストの点数は以前と大差がないそうです。

始めようと思ったのは校長先生。“詰め込み教育”を元々やっていたそうですが、この時代に「自分で考える子どもを育てるにはどうしたらいいか」を突き詰めて、宿題廃止をやっていこうと思ったそうです。

教育評論家の尾木直樹氏は「一斉に評価をするのではなく、個別評価をすることで、自己肯定感を伸ばすべき」としており、通知表・宿題の廃止について大賛成の考えを示しています。