ロシアにとって5月9日は、ナチス・ドイツに勝ったことを祝う記念日ということで、盛大な式典が行われています。しかし、ウクライナ侵攻を続ける中だけに、現場はまさに厳戒態勢が敷かれています。
プーチン大統領「これからもナチズムと戦い続ける」

高柳光希キャスター:
5月9日は、対ドイツ戦勝記念日ということで、第二次世界大戦でナチス・ドイツが旧ソ連の降伏文書に調印をした日です。
旧ソ連は約2700万人の犠牲を払い、“偉大な勝利”を成し遂げた日としていて、プーチン政権はこれまでにも盛大に演出をして国民の愛国心を喚起してきました。
軍事パレードは、どのようなスケジュールで行われているのでしょうか。

日本時間の午後4時頃に式典が始まりました。そして、午後4時25分頃から軍事パレードが行われています。
午後4時15分から約10分間、演説が行われていました。
プーチン大統領は演説の中で「ロシアはナチズムを打ち破り自由を勝ち取った。これからもナチズムと戦い続ける」と述べました。
記者:
これはウクライナ侵攻を念頭に置いた発言とみられ、これからも侵攻を続ける姿勢を示した形と言えます。
また、今回ロシアが「特別軍事作戦」と呼ぶウクライナ侵攻に参加した兵士を誇りに思うという発言もありました。会場には、侵攻に参加した兵士1500人以上が出席しているとされ、国民に広く侵攻への支持を呼びかけた形と言えます。