青森県東通村で放牧されている県の天然記念物「寒立馬(かんだちめ)」が出産シーズンを迎えていて、今シーズンは、これまでに5頭の子馬が誕生し、愛くるしい姿を見せています。
誕生した5頭の子馬は、茶褐色や黒っぽい色の毛並みをした馬で、オスが1頭、メスが4頭で4月1日~5月3日にかけ、誕生しました。
8日の東通村小田野沢は7月上旬並みの20.2℃まで気温が上がり、尻屋崎にある寒立馬の放牧地でも、子馬たちが寝ころんで日向ぼっこをしたり、母親の乳を飲んだりするなど、愛くるしい姿がみられました。
東通村 農林畜産課 四ツ谷香菜子さん
「子馬はまだまだ無邪気な時期なので、母馬にじゃれに行くので、そういう様子を見ていただけたらと思います」
寒立馬の出産シーズンは5月いっぱい続き、あと1頭が誕生する予定だということです。一方で、出産を終えた母馬の警戒心が強いことから、村では今シーズンも放牧地の周りに柵を設けていて、見物する人たちには柵の外から見守って欲しいとしています。
また7月には、尻屋埼灯台周辺に柵を設けたうえで寒立馬を放牧する予定だということです。
※「寒立馬」は特別な許可を得て撮影をしています