上田市で郷土食の川魚を守ろうと、地元の漁協や企業、大学が協力し、カワウ対策の実証実験をスタートさせました。


上田市の千曲川に集まったのは地元の漁協や企業、それに長野大学の学生たち。

河川敷の木や川の中に張り巡らせているのは、幅3センチ、厚さ0.1ミリのカワウ対策のバンドです。

プラスチック製で市内の業者が開発しました。

上小漁業組合は、6月中旬のアユの友釣り解禁にむけて、8日から千曲川やその支流でアユの稚魚およそ2トンの放流を開始。

一方で、カワウに稚魚などを食べられる被害が10年ほど前から続いていて、カワウが嫌う成分が含まれたバンドを使った実証実験を始めました。


効果は3か月ほど続くということでカワウを定点で観測するなどして結果を検証します。