県系3世ウラサキ・マリアナさん
「祖父母に過去について質問したことがなかった。ずっと生きていると思っていたから。今回その質問をする良い機会だと思う」
(I didn’t ask my grandparents about their history. Because I thought they will rest(alive) forever you know. I think it’s good opportunity to ask these questions.)

祖父母に聞けなかった多くのこと聞くために。マリアナさんが会いたかった人がいます。

祖父の弟・浦崎真也さん83歳と、その妻幸子さんです。
初めての対面にお互い緊張しながらも、家族の絆が段々とそれを溶かしていきます。
聞きたかったことが山ほどありますが、今は会えた喜びが溢れてきます。


県系3世ウラサキ・マリアナさん
「私がいるのはオジイチャンとオバアチャンのお陰。だから私にとって(真也さんたちと)会うのは大切なこと。祖父母との繋がりだから」
(I think All that I am is because of my Obachan and Ojichan. So it’s important for me to be in touch with them. Because they are the bond, they are the connection with them.)

マリアナさんの大叔父 浦崎真也さん
「僕なんかもこうして会うまではちょっと心配だったけど、会ってみて綺麗だし、これだけまた沖縄のことも考えてくれているというか」

マリアナさんの先祖を思う気持ちに動かされた真也さん夫婦。家族のことを語るには欠かせない場所、先祖たちが眠る墓に向かいました。遠い異国の地からやってきた家族の報告を先祖に伝えます。

祖父が亡くなってしまった今、真也さんたちにしか聞けないことがあります。

県系3世ウラサキ・マリアナさん
「祖父とジローおじさん(真也さん)の母が違う。なぜそうなったのかを知りたい」
(He’s from another mother than Jiro Ojisan. So I want to know how was this, you know.)


マリアナさんの大叔父 浦崎真也さん
「こっちのじいちゃんはある意味かわいそうというか。赤ちゃんのときに母親がいなくなって、まだ1歳かな。そして話を聞いたら、昔は山羊を養っていたから、その山羊のおっぱいで大きくなって、そのおばさんが育ててね」

県系3世ウラサキ・マリアナさん
「えっ、それ本当に…?」
(oh really? Ah..)

明るい祖父の意外な過去に驚きが隠せません。

「彼が生きてきたのは、奥さんのおかげ。すべてにおいて。おばあちゃんが、光子さんいなかったらあのおじいはいない」

幼いころから一緒に生活してきたマリアナさんだからこそ分かる、祖父母の絆に触れ思いが溢れます。