大雪の影響が懸念されていたリンゴの開花量調査が、7日から始まりました。青森県弘前市の園地では、雪に長時間埋まっていた下側の枝は生育が遅れていて、多くの木で上側と下側で生育にばらつきがあることがわかりました。
リンゴ開花量調査は、県りんご協会が7日~9日までに県内約50か所で行ないます。
このうち、弘前市下湯口にある斉藤 力さんの園地で「ふじ」や「王林」などの花の量や付き具合を調べました。
その結果、花の量は十分で病気の被害はないものの、2025年は豪雪の影響で下側の枝が長時間「雪」に埋まったため、花の生育が少し遅れていて、多くの木で上側と下側で生育にばらつきがあることがわかりました。
県りんご協会 中野真太郎 技師
「生育が(下側は)1週間~10日くらい遅くなっている場合がありますので、そういったところを見ていくと、生育にそれほど差があるわけですから、果実肥大にも差が出てくると思われる」
また、県は7日、「臨時農業生産情報」を発表しました。
開花期を迎えたリンゴはいま、最も低温に弱い時期となっていますが、8日と9日は朝に冷え込み、平野部でも霜の降りる恐れがあるということです。
県は、著しく低温になった時は暖めるなど、対策を講じるよう呼びかけています。