「フォークダンスで異性と手…」「鞭で打つ…」
「フォークダンスで異性と手を繋ぐだけで罰を与えられる」「学費を使い込まれた。大事な部活動を修練会という行事を理由に休まされた」
「精神を病んで訴えても、『全て悪霊のせい』と言われてしまった」
そして宗教によっては「子どもを鞭で打つことを推奨された。電気コードでぶたれた」
最後の方は、「私からすれば当たり前の日常であって虐待を受けている感覚はなかった」と、そんなことも語られていました。
―――家庭内で行われてることは、外からはわからないんですが、小川さんはいつ頃から、ちょっと違うんじゃないか、と思われたんですか。
結構早い段階で違和感はちょっとあって…。教祖の写真に向かって土下座しなきゃいけないとかは、他の子どもはやってないんだなっていうのは、小さい頃からわかってはいたんですけど、でもそれが当たり前になっていってしまい、(脱会などを考えたのは)高校卒業後とかその辺になってしまいました。
―――実際にアクションを起こしたきっかけは。
ストレスで精神を病んでしまったんですけども、そういった自分に両親が全然対応してくれない。教会に相談しても、悪霊のせいにされてしまい全然解決にならず向き合ってもくれない。すごく矛盾や不信を感じて脱会のきっかけに繋がりました。
やっぱりこの問題っていうのは、ただの私の家族の問題なのか、毒親だった、たまたま運が悪かったのか、っていうとかではなくて宗教を悪用した団体がまずあるということと、そしてまたそれを国が助長してしまった。だって宗教法人格っていうものを与えて、お墨付きを与えていたんですね。この宗教は、まともな宗教ですと。国としてはしっかりそこの責任を感じてほしいですし、だからこそ、けじめをどうつけるのか、被害者の声をしっかりと聞いて、早急に旧統一教会のような団体も解散に持っていっていただきたいですし、被害者救済の法案をしっかりと作っていただきたいです。
―――今月20日に行われた旧統一教会の会見の中では「2世に寄り添うため」という理由から、教区長のポジション68人中20人を2世信者に交代すると語られました。
まず、私達2世被害者たちが今声を上げて訴えているこの問題、訴える中でも追体験してしまったり、フラッシュバックしてしまったりみんなボランティア的に、身を削って訴えているんですけども、そういった2世の方たちのことをやっぱり何も考えられていないんだなってのがすごくよくわかりました。














