「昨日入ってきた情報ですけれども…」

(鈴木エイト氏)
はい。昨日入ってきた情報なんですけれども、教団本部が信者に対して、家族などからの脱会の働きかけなどに対して冊子を配って、この冊子を「購入させて」なんですけど、家族からの説得とかアプローチに対する対策が書かれた冊子を購入させているという情報がありまして。やっぱり信者を脱会させたくない、家族とはいえども第三者が入り込むってことを警戒してるってことがわかりますね。
―――脱会すると言われたときにこう対応しなさいというような冊子ですね、小川さんは今のお話聞いてどんなことを思われましたか。
やっぱり時間が長引けば長引くほど、こうやって教会は対策をしてくるんですよね。だからこそ私も早急にこの問題に解決に向けて、期間を決めて、質問権行使だったりやっていくのかしっかりと決めていかないといけないなって思っています。
―――救済法ですが、取消権を巡って与野党で意見が割れています。立憲・維新が掲げる案では、本人のみならず、被害者家族など第三者が悪質な寄付、高額献金を取り消せるようにする
というのが案です。一方、与党は「取り消しは本人のみ」ここで意見が割れています。
私は家族の取消権について、一番すすめていただきたくて、やはりマインドコントロールってまず定義が難しいこと、そして献金をしている張本人は加害者としても被害者としても自覚がないことがほとんどなんですよね。そして受けている被害ってやっぱり声を上げられない未成年の2世信者たちが非常に多くて、やっぱり家族の取消権を私は求めています。
―――エイトさんはいかがでしょう。
はい、僕も小川さんと同意見なんですけれども、この被害者救済法は議員立法ということで時限立法なんですね。恒久的な法整備の前段階として、まずは家族からの取消権は最低限認めてほしいと思ってるんです。それを進めていく中で、並行してフランスにおける反セクト法のような、日本版の導入であるとかの議論もしていってほしいと思うんです。
―――衆議院予算委員会の中で、小川さんの名前が出てきました。立憲民主党の長妻議員は「ぜひ橋田さんや小川さんに会うと言っていただきたい」と岸田総理に詰め寄りました。そうしますと、「私も直接お話を聞かせていただきたいと思っています」という答弁がありました。
ぜひ会わせていただきたいですし、他の信者の方、被害を受けてる方も本当に話を聞いて欲しい方はたくさんいるので、まずは本当にお会いする機会を作っていただきたいです。
―――岸田総理にこれだけは言いたいっていうようなことってありますか。
被害者が、本当にただの1家族、1宗教の問題ではなく本当にたくさんいるということ。
何パターンもそれがあって、もう十分そういったパターンが揃っているにも関わらずやっぱりそれを見過ごしてきた、またそういった宗教に法人格を与えて助長してきたという責任があるので、早急に被害の対応・改善に向けて進んでほしいと訴えたいです。
今まさに、旧統一教会の法人格の解散に向けての署名活動を行っています。16万件以上の署名が集まっていまして、今後もっと宗教被害や、2世たちの被害についても理解していただけるように、もっと発信していくことがきっとあると思うので続けていきたいと思う。
―――総理が直接被害者に会う。エイトさんは。
はい、小川さんら被害者の声が岸田総理を一歩進めたってことは実際あると思うんです。ここでもう一歩踏み込んで、本当に岸田総理がおっしゃってる聞く力、をしっかり発揮していただきたいと思います。
(10月27日放送 MBSテレビ『よんチャンTV』より)














