はかないホタルの一生とは
ゲンジボタルの一生です。まずは卵。長さはおよそ0・5ミリ。1か月ほどでふ化します。幼虫は、水の中に自ら移動し「カワニナ」という貝を食べながらおよそ1年、水中で生活を送ります。

そして、上陸し土の中で「蛹(さなぎ)」となり1か月ほどで羽化します。大人になったホタルは子孫を残すため異性に自分の存在を知らせようと光を放ちます。期間は、2週間ほどです。ゲンジボタルの一生は卵から成虫になるまで1年以上。生涯の大部分は水中で過ごし成虫としては2週間と短いものでした。

魚類担当 相澤真哲さん:
「小さい頃に見て、しばらく見てなかった方に改めて見ていただきたいし、減ってきているのは事実なので、小さいお子様やご覧になったことがない方も結構いらっしゃると思いますので、そういった方々にも見ていただけたらなと強く思います」

仙台うみの杜水族館では、6月中旬からこのゲンジボタルの成虫を特別展示します。はかなくも懸命に生きるホタルの光をご覧になってみてはいかがでしょうか。