日本の若い世代は“内向き”?

小川彩佳キャスター:
15歳で起業されて中国をはじめ海外でビジネスを展開されている家本さんは、日本人が海外に出ていくということをどのようにお考えですか。

15歳で起業 家本賢太郎さん:
大賛成で、どんどん出て、どんどんチャレンジするべきだと思います。
日本にいても、会社が突然つぶれたり、M&Aで突然外資になるなども考えられますよね。体力・ライフステージが変化していく中でチャレンジできるタイミングはあるはずなので、早いうちにしたほうが良いと思います。

藤森祥平キャスター:
日本財団が2024年に実施した「18歳意識調査」では、「機会があれば留学や他国で就労をしてみたい」と思う割合は以下のようになりました。(調査対象:各国の17~19歳男女)

・日本       52.8%
・アメリカ合衆国  71.5%
・中華人民共和国  72.6%
・大韓民国     79.3%

家本賢太郎さん:
実際には20ポイントの差がありますが、さらに「留学」「就業」したという人たちの数は、他国ともっとギャップがあると思います。

藤森キャスター:
他の国と比べて日本の若者は“やや内向き”とも感じられますが、どうでしょうか。

家本賢太郎さん:
“内向きは”個人の課題ではなく、社会の責任ではないかと思います。
例えば、留学をするということに対しても「どういう風にすれば、高校から大学に留学できるか」「そもそもどういう選択肢があるのか」など、学校の先生や社会がどこまで伝えられているだろうか?と思います。