「強い心と強い体が必要」NYで店を構える大変さ

musubin’ 加藤さん
「フードトラックの目の前で人が刺されてました。ピリピリした他の同業の人が『ここは俺の縄張りだぞ』みたいなことを言ってきたりするので、そういうのは慣れるまでは怖いかもしれない」

一番大変なのは同業者との「場所取り合戦」です。
ニューヨークのフードトラック業界は、エジプト人コミュニティを中心に回っているそうです。

エジプト出身 ホットドッグ店店主
「ほとんどのフードトラックがエジプト系だ。この仕事をするには様々なルールや規制があることを知る必要がある」

新参者が突然、店を構えれば様々なトラブルに発展する可能性もあるといいます。加藤さんはエジプト人の友人とタッグを組み、そのコミュニティに入っていくことで今のポジションを獲得したということです。

musubin’ 加藤さん
「めちゃくちゃたくさん壁があってなかなか一筋縄ではいかないんですけど、その分チャレンジする価値はあるかなと。強い心と強い体が必要です」

「アメリカン・ドリームではない」と謙遜しますが、おにぎりをニューヨークのスタンダードに押し上げるという大きな夢を追っています。