ゴールデンウィーク後半、「こどもの日」です。

宮崎県内では子どもたちに楽しんでもらおうと様々な催しが行われました。

宮崎市の県総合博物館で行われたのはよろい・かぶとの着用体験。参加者は、事前の抽選で選ばれた60人で、武田信玄や織田信長といった戦国時代の武将が着用していたよろい・かぶとの模造品を職員らに手伝ってもらいながら身に着けました。

よろい・かぶとの重さは、大人用は11キロ、子ども用の最も小さいものでも5キロあり、子どもたちはその重さに驚きながらも凛々しい表情を見せたり刀を抜くようなポーズを決めたりして写真に収まっていました。

(3世代家族)「うれしい」「子どもたちもおじいちゃんと一緒に同じ体験できてとてもいい機会だったと思います」
(双子家族)「楽しい。」「これすっごい重たいです」

また、青島で開かれたのは自然保護を学ぶワークショップ。

これは宮崎の海の魅力やアカウミガメの保護活動に関心を持ってもらおうと宮崎市の絵画教室、「現代っ子センター」代表の藤野ア子さんが去年から始めたもので、市内の小中学生、およそ10人が参加しました。

参加した子どもたちは魚の形をしたウェルカムボードにカメの絵を描いたりアカウミガメの産卵場所を守るための看板を制作したりしました。

(参加者)「(きれいな海は)宮崎のいいところだと思います。」(参加者)「アカウミガメを絶対に守っていきたいです。」
(参加者)「少しずつでいいから、ゴミを拾ってもって帰ったり海のごみを減らしていきたいと思います」

ウェルカムボードは1年間、渚の交番前に飾られるということです。

一方、延岡市のヘルストピア延岡に登場したのはしょうぶ湯。

しょうぶは、古くから病気や邪気を祓う薬草とされ、5月5日の端午の節句にしょうぶ湯に入ると暑い夏を元気に過ごすことができると伝えられています。

(大分からの来館者)「子どもの邪気を祓って健康に育っていくための昔からある伝統だと教えてもらって子どもと一緒に体験出来て良かったです」

子どもも大人も思い出に残る一日となったようです。