広島県の福塩線の利便性向上のため、沿線の自治体が交通系ICカードイコカを導入するよう、JR西日本に申し入れしました。

福塩線対策協議会・枝広直幹会長(福山市長)
「福塩線の利便性向上に関する要望書をお持ちしました」
申し入れたのは、JR福塩線の沿線自治体で作る対策協議会の市長や町長です。福塩線の全ての駅でイコカを使えるよう、自動改札を整備することなどをJR西日本に要望しました。
JR西日本広島支社・広岡研二支社長
「ICカード、ICOCAを使いまして、お客様がストレスフリーにシームレスに移動していただくことにつきまして、どこまでできるのかしっかり考えていきたい」
福塩線でICOCAが使えるのは、福山駅から神辺駅までの4つの駅です。神辺駅より北の23駅、およそ70キロの区間では使えません。

横浜から府中市に帰省
「前回10月に来たとき、自動改札がないんでびっくりした。駅員さんもおられない、よそから来た人はびっくりしますよ」
府中市在住
「ICOCAは使っているけど府中からは使えないです、不便です。ICOCAよろしくお願いします」
福塩線対策協議会・枝広直幹会長(福山市長)
「JRと一つ一つ条件をクリアしながら、要望の趣旨を達成できるように頑張っていきたいと思っています。(JRには)一応、前向きに受け止めていただいているんではないかと」

3月末からICOCAが導入された沿線の路線バスとも乗り継ぎがしやすく、利用者から導入を求める声が多いということです。