介護保険による福祉用具の購入費の支払いを巡り宮城県多賀城市が販売業者から提出された支給申請書を紛失し、あわせて約27万円が支払われていなかったことがわかりました。

宮城県多賀城市によりますと、2025年3月と4月、福祉用具の販売業者から「福祉用具の購入費の支給を申請したが支払いがされていない」などといった連絡がありました。

市が確認したところ6つの業者の合わせて10件、27万円分の申請書類を紛失したことがわかりました。書類には購入者の氏名や住所などの個人情報が記載されているということです。

これまでに外部への流出は確認されていません。福祉用具の購入費は、購入者本人が1割~3割を自己負担し残りの額は、本人からの委任を受け申請した業者に対して市が支払います。

市は未払いとなっていた10件の申請について、すでに支払いの手続きを済ませました。また、購入した人に謝罪するとともに再発防止策を講じると説明しています。